豊丘時竹のエッセイ

エッセイにまとめたものを載せます

2020-01-01から1年間の記事一覧

授業とその試験2

大学の教師をやめて十年以上過ぎた。もうその仕事、特に私が行った授業について私が評価しても、誰かを傷つけるとは考えなくてもいいだろうと考えるようになった。教養課程の生物学の授業である。 教師のあいだに授業を批判されて、それに対して反論しなかっ…

心境の激変

大きな心境の変化があった。教授を誕生させるための努力を私はしなかった。外から若い教授がやってきてしまった。もう少しかかわりあってもよかった人もいた。ノートにはもっとはっきり書いているが、ここではこれ以上は書けない。八時ごろ歯を磨いていて洗…

授業とその試験

大学の教師をやめて十年以上過ぎた。もうその仕事について評価してもいいだろうと考えるようになった。 教師のあいだに批判されて、それに対して反論しなかったことが一つある。授業に対する学生の評価が、難し過ぎるというのに、学生の成績がよすぎるという…

覚えてもらいたいこと考えてもらいたいこと

大学教師をやめて十年以上経った。そろそろ教師時代の出来事を書いても、誰かに迷惑がかかる心配もあるまい。それで書いてみる。その第一が講義の実施方法についてである。 定年退官する前の数年間は、教養科目の生物学を担当していた。その試験結果とさる委…